カンボジアでの支援活動を通じて大変だったこと、学んだこと

大学を卒業して、念願だった発展途上国の子どもたちの支援活動を行うNPOの職員になり、カンボジアに一年間駐在することになった。NPO団体がとても小さい団体だったので、一年間の給料は100万円だった。100万円から往復の航空券、海外旅行保険、ビザ代なども含まれており、実際には月に五万円ほどで生活をする必要があった。カンボジアの物価は安いので十分に生活できる金額ではあるが、他の団体の職員と比べるともっとも低い水準だった。

仕事の内容は、貧困地域に住む子どもたちの教育施設の運営で、その施設に寝泊まりしていた。電気はあるが水は井戸水しか使えなかった。お風呂は水浴びのみだった。今考えると厳しい環境にいたがやりがいがあったので一年間の苦しまずに活動できたと思う。

苦労をしたのが、地元カンボジア人スタッフとの関係だった。施設のスタッフは全員カンボジア人で、施設の予算を日本のNPOが支援をしていて、そこに私が派遣された。日本人からするとカンボジア人の働き方はとてもルーズに感じて、一緒に仕事をするのがストレスに感じることが多かったと思う。

例えば、決められた出勤時間を守らない、締め切りを守らない、無断欠勤を、するなど大変だった。立場的には私が上の立場だったので問題を起こしたスタッフを注意し改善させようとしたが、なかなか大変だった。働き方にも文化があり、日本のやり方を押し付けるのも良くないと思い、皆で話し合いルールを作ることで改善した。